旅に出たい気持ちが高まっているのに、現実には出られない──そんなあなたの心を癒し、世界へと連れ出してくれる「旅気分が味わえる映画」を厳選して見た。
異国の風、知らない景色、人との出会い…映画の中でなら、今すぐ旅に出らる。
1. 『イントゥ・ザ・ワイルド』(2007/アメリカ)
*自由と孤独の旅
実話に基づく感動作。すべてを捨ててアラスカへと旅立った青年の物語は、「旅とは何か」を根本から問いかけてきます。壮大な自然と心に残る音楽が旅情を誘うことだろう。
2. 『イート・プリ・ラブ』(2010/アメリカ)
*自分探しの世界一周
イタリア、インド、バリ島へ。離婚を機に旅に出た女性の、癒しと再生のストーリー。美しい風景と食事、出会いが詰まった一作。
3. 『LIFE!(ライフ!)』(2013/アメリカ)
* 妄想家が現実を旅する
冴えない写真管理者がアイスランドやヒマラヤへ。日常を抜け出し「本当の自分」と出会うアドベンチャー。映像美と音楽がとにかく爽快。
4. 『君の名前で僕を呼んで』(2017/イタリア)
*北イタリアの夏の香り
1980年代の北イタリアを舞台にしたひと夏の恋。街並み、食事、風景、すべてがエモーショナルで、行ったことのない土地が懐かしくなる。
5. 『モーターサイクル・ダイアリーズ』(2004/アルゼンチン他)
* 若き日のチェ・ゲバラ 南米大陸横断旅
南米をバイクで旅した日々の記録。青年の視点で見つめる各地の風土と人々の暮らしに、旅の「出会い」の本質を感じさせる。
6. 『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014/ヨーロッパ風架空世界)
*色彩と構図が旅になる
実在しない国とホテルを舞台にした美術的傑作。ウェス・アンダーソン監督の独特な世界観で、架空の旅がリアル以上に豊かに。
7. 『世界一周 彼女を探して』(2013/フランス)
*地球を旅する恋と再出発
婚約者に突然逃げられた男が、彼女を追って世界中を旅するロードムービー。パリからインド、中国まで、行く先々の文化に触れながら少しずつ成長する姿が心に響きく一作。
8. 『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』(2013/イギリス)
* 旅ではなく“人生”そのものを見つめる映画
物理的な旅ではなく、「時間」を旅する物語。イギリスのコーンウォール地方の美しい海辺の風景がノスタルジックに心に残る事だろう。
9. 『ロスト・イン・トランスレーション』(2003/日本)
*異国の孤独と親密さ
東京を舞台に、異国で出会った2人の心の旅。見慣れた風景が外国人の視点で描かれ、「旅人とは何か」を静かに問いかける。
10. 『リトル・ミス・サンシャイン』(2006/アメリカ)
*家族で旅するアメリカ横断
オンボロバンで家族全員が娘のコンテストに向けて旅に出る。笑えて泣けて、家族との距離が旅によって変化していく様子が温かい。
旅に出られなくても、心の中では世界中どこへでも行けます。気になる作品から、ぜひ「映画旅行」へどうぞ。