最初の一口だけ、天才的にうまいやつ──でも、最後まで食べられるか?

食・雑談

最近また、新しいカップラーメンが出ていた。

パッケージに勢いがあって、つい目を引かれて買ってしまう。

食べてみたら、一口目はたしかにうまい。

「お、これは当たりかも」と思うくらいには驚きがあった。

けど、それも最初だけだった。

三分の一を過ぎたころから、だんだん重たくなる。

飽きたわけじゃないけど、テンションが持たない。

なんていうか、ずっと全力の味で押してくる感じ。

こういうの、前にもあった気がする。

昔、一週間くらい毎日カップラーメンを食べてた時期があった。

昼も夜もそればっかりで、気がついたら体重がぐんと増えて、

胃も重たくなって、さすがに「これはまずい」と思った。

それから普通のごはんに戻して、体重も落ち着いて。

それ以降は、カップラーメンは月に一回くらい、

思い出したように食べるくらいになった。

味って不思議で、

初めてのインパクトより、じわじわ効いてくる安定感の方が、

あとあと印象に残ったりする。

最初の一口が天才的にうまいものもあるけれど、

結局、最後までちゃんと食べられるやつが、ほんとの“うまい”なのかもしれない。

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