なぜ家庭用ゲーム機は日本製ばかりなのか?世界市場を支配する構造を解説

風習・行事・季節の気づき

街にクリスマスソングが流れ始めると、家電量販店のゲーム売り場が少しだけそわそわし始める。
Switchの箱が積まれ、PS5の在庫が復活したり消えたりして、子どもたちが目を輝かせている。
この光景を見ると「ああ、年末だな」と思う。

で、ふと気づいた。
家庭用ゲーム機って、ほぼ日本製じゃない?

世界中で売れているゲーム機を思い浮かべると、任天堂かソニーばかりだ。
アメリカはXboxがあるけれど、あれも“唯一の例外”という感じで、
中国企業に至っては参入すらしてこない。
スマホゲームでは世界最大の市場を持つ中国が、家庭用ゲーム機だけはまったく存在感がない。

これ、冷静に考えるとかなり不思議だ。

 

なぜ日本だけが家庭用ゲーム機を作れるのか

まず、中国は2000年から2015年まで家庭用ゲーム機の販売が禁止されていた。
その間に世界ではPS2やWiiが大ヒットし、家庭用ゲーム文化が成熟していった。
でも中国ではその文化が丸ごと欠けてしまった。
その結果、ユーザーも企業もPC・スマホに流れ、家庭用ゲームの土壌が育たなかった。

アメリカはどうかというと、こちらは“PC文化”が強すぎる。
FPSやMMO、MOD文化など、PCゲームの歴史が長く、家庭用ゲーム機の「リビングで遊ぶ文化」は日本ほど根付かなかった。
Xboxは頑張っているけれど、結局は任天堂とソニーの牙城を崩せていない。

そして日本。
日本はファミコンから始まり、ゲームボーイ、スーファミ、PS1、PS2、Switchと、家庭用ゲーム機そのものの歴史を作ってきた国だ。
任天堂とソニーという二大巨頭が、30年以上も世界市場を引っ張り続けている。

しかもこれが驚くべきことに、国家戦略でもなんでもなく、ほぼ民間の情熱だけで成立している。

アニメと同じで、日本のゲーム文化は「作りたいものを作る」という職人文化から生まれ、
それがそのまま世界に刺さったという珍しい成功例だ。

 

世界の家庭用ゲーム市場は“日本文化が作った世界”

歴代の販売台数ランキングを見ると、トップはPS2、DS、ゲームボーイ、PS4、Switch。
ほぼ日本製で埋まっている。
2025年の今でも、世界の家庭用ゲーム市場は任天堂とソニーが中心だ。

アメリカはXboxだけ。
中国は参入すらできない。
ヨーロッパ企業も存在しない。

つまり、家庭用ゲーム機というジャンルは、日本が作り、日本が育て、今も日本が支配している。

これって実はとんでもないことだ。

 

国策ゼロで世界トップという矛盾

韓国のK-POPは国策で育てられた。
中国の映画産業も国家戦略の一部だ。
アメリカのハリウッドは外交力と英語圏の広さが市場を支えている。

でも日本のゲームとアニメは違う。
国家戦略ゼロで、民間だけで世界トップに立った。

この妙な強さが日本らしいし、暮らしの中に自然に入り込んでいるのも面白い。

 

そして、年末の売り場に戻る

気づけば、世界の家庭用ゲーム機はほとんど日本製だ。

アメリカはXboxがあるけれど、任天堂とソニーの存在感には届かない。
中国は参入すらできず、ヨーロッパにも大手はない。

家庭用ゲームというジャンルそのものを作り、今も世界の中心にいるのは日本のゲーム機だ。

年末の売り場を眺めながら、その事実だけが静かに胸に残った。


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