ふと街を歩いていると、やけに同じブランドの服を着ている人に出くわすことがある。
少し前ならノースフェイス。いまならスニーカーやバッグ。
「なんでみんな同じものを持ってるんだろう?」と不思議に思ったことはないだろうか。
ついでに言えば、「数量限定」とか「期間限定」と書かれている商品を見ると、なぜか欲しくなる。
普段なら見向きもしないのに、「いましか手に入らない」と思った途端に急に価値があるように感じる。
みんなが選ぶと、自分も選びたくなる
人は周りが選んでいるものを「正しい」と感じやすい。
これは無意識のうちに「多数派に合わせると安心できる」という気持ちが働くからだ。
だからノースフェイスが流行れば、自分も同じものを着たくなるし、流行のスニーカーが欲しくなる。
安心感と同時に、「仲間外れにならない」ことも関係しているのだろう。
限定品に弱い理由
「数量限定」「残りわずか」と書かれていると、つい手が伸びてしまう。
これは“手に入りにくいものほど価値を高く感じる”という人間の習性によるものだ。
スーパーのお菓子からブランドのコラボ商品まで、この仕組みで売れていく。
実は心理学の世界では
こうした現象は心理学でも説明されている。
周囲に合わせてしまうのは「同調の心理」。
限定品に惹かれるのは「希少性の原理」。
名前をつけると少し難しく感じるけれど、どちらも日常でよく経験していることだ。
まとめ
気づけばみんなが同じものを持っている。
限定と聞けば欲しくなる。
そういうとき「自分は流されやすいのかな」と思うかもしれない。
でも、これは人間なら誰でも持っている自然な習性。
あまり難しく考えず、「人間ってそういうものなんだな」と眺めるくらいがちょうどいい。