スタバで、ただぼーっとする時間
スタバの窓際の席に座って、コーヒーを飲みながら外をぼーっと眺める時間が、意外と好きだ。
何かを考えたり、予定を思い出したりしているわけではない。
ただ、通り過ぎる人たちをなんとなく眺めているだけだ。
忙しそうに歩く人、ゆっくり立ち止まってスマホを見ている人。
そんな日常の一コマが、ただ目の前に流れていく。
この「ただ見るだけ」の時間は、特に意味があるわけではない。
何かを生み出すわけでもないし、成果が出るわけでもない。
だけど、そんな時間がなぜか心地よく感じられることがある。
普段の生活は忙しい。
やらなければいけないことが山積みで、頭の中は常に何かを考えたり、計画したりしている。
そのせわしなさに疲れてしまうこともある。
そんなときに訪れるこのぼーっとする時間は、禅の境地のように感じられる。
何も考えず、ただ「いまここ」にいる。
頭の中に雑念が入ってこない。
この静かな時間が、頭の中のざわざわを落ち着かせてくれるのだ。
ぼーっとしているときにふと思うこともある。
「時間を無駄にしているのではないか」とか「もっと有意義なことをしたほうがいいのではないか」といった声だ。
でも、そういう思考もまた静まっていく。
この静けさの中で、知らず知らずのうちにリフレッシュできている自分に気づく。
そしてまた歩き出すためのエネルギーが湧いてくるのだ。
こうした「何もしない時間」は、忙しい日々の中で自分を保つための大切な寄り道かもしれない。
目的も成果も求めず、ただそこで存在しているだけの時間。
だから、スタバでのぼーっとした時間は、私にとって特別なひとときだ。
誰かに説明する必要もないし、理由も必要ない。
ただ好きだから、そこにいる。