英語とスペイン語、どっちが簡単?文法・発音・語彙から徹底比較!

豆知識・語学
Screenshot

「新しい外国語を始めてみたいけど、どの言語がいいだろう?」「英語とスペイン語、結局どっちが簡単なの?」

語学学習に興味がある方なら、一度はこんな疑問を抱いたことがあるかもしれない。

この記事では、「日本人にとってどちらが学びやすいか」 をテーマに、英語とスペイン語を徹底的に比較していこう。

発音・読みやすさ:スペイン語に軍配!

  • まずは言葉を学ぶ上で気になる「発音」と「読みやすさ」から見ていこう。

《英語の壁?不規則なスペルと発音》 英語は、スペルと発音が一致しないケースが多々ある。「though(ゾウ)」「enough(イナフ)」「colonel(カーネル)」など、見ただけでは読み方を推測しにくい単語も少なくない。このギャップに戸惑う学習者も多いのではないだろうか。
《スペイン語はローマ字読みに近い!》 一方、スペイン語はアルファベットの発音がローマ字読みに非常に近いのが特徴だ。例えば「gracias(ありがとう)」は「グラシアス」、「amigo(友達)」は「アミーゴ」と、カタカナ読みでほとんど通じる。発音しやすいということは、話すことへの抵抗感が減り、学習を楽しく続けられる大きなメリットになるだろう。

文法の分かりやすさ:英語が優勢?

  • 次に多くの学習者がつまずきやすい「文法」について比較しよう。

スペイン語の「動詞の活用」が最初のハードル スペイン語の文法で特徴的なのが、「動詞の活用」の多さだ。「食べる」という動詞一つとっても、「私が食べる(como)」「君が食べる(comes)」「彼が食べる(come)」のように、人称によって動詞の形が変化する。さらに時制(過去、未来など)によっても活用が異なるため、最初のうちは覚えるべきパターンが多いと感じるかもしれない。
《英語は比較的シンプル》 英語は、この点では比較的シンプルだ。「I eat / you eat / he eats」のように、三人称単数現在形などでわずかに変化する程度。人称によって大きく形が変わるのはbe動詞くらいなので、文法学習のハードルは低いと感じる方が多いだろう。

単語の覚えやすさ:引き分け?

  • 語彙を増やすという点ではどうだろうか。

《英語は外来語で有利!》 日本語には、英語由来の外来語がたくさん存在する。「コンピュータ」「インフォメーション」「ビジネス」など、すでに意味を知っている単語が多いため、英語の語彙学習はスムーズに進めやすいと言える。
スペイン語にも想像しやすい単語が  スペイン語にも日本語のカタカナから意味を想像しやすい単語がある。例えば「familia(ファミリア=家族)」や「café(カフェ=コーヒー)」などは、日本人にとって馴染みやすいだろう。どちらの言語も、慣れてくれば楽しく語彙を増やしていけるはずだ。

学習環境・リソース:英語が圧倒的優位!

  • 最後に学習を続ける上で非常に重要な「学習環境」や「リソースの豊富さ」を比較しよう。

日本は「英語漬け」の環境 日本では、英語の教材、学習アプリ、オンライン講師、映画、音楽など、ありとあらゆる学習リソースが手に入る。小学校から英語教育が始まり、テレビや街中でも英語が聞こえてくる機会は非常に多い。「まずは身近なもので気軽に学びたい」という方にとっては、英語は圧倒的に始めやすい言語と言えるだろう。
スペイン語も人気だが… スペイン語も世界的に人気のある言語で、日本でも学習者は増えている。しかし、そのリソースの豊富さという点では、残念ながら英語には及ばない。より専門的な教材を探したり、学習コミュニティを見つけたりする手間は、英語に比べてかかる可能性がある。

結論:「簡単」はあなた次第!

結局のところ、「英語が簡単」「スペイン語が簡単」と一概に言い切ることはできない。

どちらの言語が学びやすいかは、個人の学習スタイルや興味によって大きく変わる。

最も大切なのは、「どちらの言語にワクワクするか?」だ。

英語なら、世界中の人々と繋がり、グローバルな情報に触れる可能性が広がる。
スペイン語なら、情熱的なラテン文化や南米の国々にもっと深く近づくことができるだろう。
もし迷っているなら、まずはどちらの言語にも少しずつ触れてみて、「自分がより楽しめる」 と感じる方を選ぶのも良い方法だ。

語学学習は「続けた人が勝つ世界」。だからこそ、あなたに合った、「楽しく学び続けられる言語」 を見つけてほしい!

以前にもこの様な記事を書いた事があるのでもし宜しかったらそちらも参考にしてもらいたい。

英語の次に学ぶならスペイン語?メキシコに住んでわかった言語選びの落とし穴

タイトルとURLをコピーしました