前にバックパックを何個か買ったのだが容量の表示が妙に可怪しいのだ。
先日、バックパックを新調したのだが──どうも腑に落ちぬことがある。
それは「容量」の表示についてである。
市販されているバックパックには、たいてい“リットル”で容量が記されておるが、この数字が実際のサイズと妙に噛み合わないことがあるのだ。
たとえば、今回ネットで購入したバックパックは、容量25リットルとあった。
しかしその外寸を見てみると、縦44cm・幅27cm・奥行き15cm。これを単純に掛け合わせると、体積はおよそ17,820立方センチ。リットルに換算すれば約18リットルに過ぎない。
対して、以前使っていたバックパックは16リットルと表示されており、寸法は縦44cm・幅28cm・奥行き13cm。
こちらは実際に計算してみても、約16,000立方センチで、ほぼ表示通りであった。
この結果に照らせば、25リットルと記された今回のバッグは、見た目にもやや小ぶりで2リットルのペットボトルが12本入るとは到底思えぬ。
頑張っても9本が関の山であろう。
おかしいと思い他のレビューも調べてみれば、やはり「サイズと容量が合わない」との声が幾つも見られた。
中には正確なものもあるが、全く一致していないものもある。どうやら、容量表示には明確な共通基準がなく、メーカーごとに“独自の測り方”をしているらしい。
おそらく、外ポケットや細かな仕切り部分の体積までも含めているのだろう。
とはいえ、消費者としては実寸との整合性がとれていないと、何とも不安になる。
結局、今回は返品せずに使ってはいるものの、どこか中途半端な大きさで、期待していた「容量25リットル」とは隔たりがある。
次回からは、表示に頼らず外寸から自分で体積を算出し、納得した上で購入したい──そう、深く反省した次第である。